家庭教師バイトは辛いのか?向いている人・メリット・デメリットまとめ
はじめに
今回は、「家庭教師をやってみたい。でも実は家庭教師ってけっこう辛いんじゃないの?」と考えている方の疑問にお答えします。
メリットや楽なところだけでなく、デメリットや辛いところも漏れなく紹介するので、家庭教師をしようか悩んでいる方はぜひ参考にしてください。
家庭教師バイトは辛い?
「家庭教師のアルバイトは辛いのか?」という質問に対する答えは、「NO」です。
もちろん仕事なので大変なこともありますし、はじめは不慣れなせいで戸惑ったり疲れたりすることもあるでしょう。
しかし、他のアルバイトと比べると格段に“楽なアルバイト”なのは間違いありません。
実際、家庭教師をしている大学生に尋ねても、辛いという感想を抱いている人はほとんどいないはずです。
では、どうして家庭教師が楽だと言えるのかをみていきましょう。
家庭教師バイトのメリット&楽なポイント
ここでは、家庭教師が辛くないと断言できる3つのメリット&楽なポイントを解説します。
①時給が高い
まず家庭教師のアルバイトの最大のメリットは、時給が高いという点にあります。
東大生が家庭教師をする場合、時給の相場は2,500円程度。
もちろん、個人契約を結ぶなどして、もっと高いお給料をもらっている東大生も大勢います。
それに対して、飲食店やカフェのアルバイトの時給は1000円を少し上回る程度です。
時給が高いと言われる塾講師でも、個別指導なら1,500円が時給の相場。
たくさんの生徒を教えなければならない集団指導塾の塾講師でやっと、家庭教師と同じくらいの時給になります。
ただ集団指導塾の講師は、授業準備などの時間外労働の負担が多いというデメリットがあります。
こうした時給相場の実情を考えると、家庭教師はかなりの好条件で働けることが分かりますね。
②拘束時間が短い
家庭教師の授業は、1回90~120分が相場です。
そのため拘束時間も授業時間に移動時間を加えた時間だけで済みます。
飲食店などのバイトと比べて、一度のバイトでの拘束時間が短いので体力的にも余裕がありますし、スケジュールも組みやすいですよね。
また授業が行われるのは生徒のスケジュールに合わせて夕方以降が普通です。
そのため大学の授業などが終わってからでも問題なく対応でき、大学生の生活パターンに無理なく組み込むことができます。
拘束時間が短めで、授業やサークルなどと両立しやすいというのは大きなメリットではないでしょうか?
③肉体的な疲労が少ない
家庭教師は、他のアルバイトよりも「疲れにくい」仕事です。
基本的に生徒の隣で座って授業をするだけなので、立ち仕事の割合が多いほかのバイトよりはかなり楽なのは間違いありません。
忙しい飲食店で働いていると、バイト時間一杯動き回って、終わったときにはクタクタに……ということも珍しくありません。
その点、家庭教師は肉体的疲労が少なく体力に自信がない人でも問題なくこなせるでしょう。
ただし疲れないのは、あくまで肉体的にです。
生徒の分からない問題を一緒に解いたり、分かりやすい説明の仕方を考えたりと、頭を使う大変さはあります。
もっとも、頭を使うのは東大生の皆さんの得意分野です。
実際、家庭教師をしている東大生の多くも、この点はあまり苦にしていないようです。
家庭教師バイトのデメリット&辛いポイント
続いて、家庭教師のバイトならではのデメリットや辛いポイントを紹介します。
メリット盛りだくさんの家庭教師とはいえ、デメリットがゼロとはいきません。
①スケジュールが拘束される
家庭教師の授業は基本的に曜日固定です。
生徒のスケジュールに合わせて、「毎週水曜日の18時から」などのように授業が組まれます。
家庭教師は飲食店などのように代わりの人を探すのはかなり難しいです。
それに、体調不良などならともかく、プライベートな用事で頻繁に日程を変えていては家庭教師先の過程との関係性も悪くなりかねません。
そのためスケジュールを臨機応変に調節したいというタイプの人にとっては、辛いデメリットとなりそうですね。
もっとも、大学の授業やサークルだって曜日固定なのは一緒です。
ですから毎週決まったスケジュールで動きたいという方にとっては、かえってありがたいポイントかもしれません。
②まとまった金額は稼ぎにくい
家庭教師のアルバイトは時給自体は高いものの、一度の働く時間は少なめです。
また1人の生徒が受ける授業数にも限りがあります。
そのため、まとまった金額を稼ぐのは難しいかもしれません。
もし家庭教師でたくさん稼ぎたいと考えているなら複数人の生徒を掛け持ちする必要があります。
しかし生徒はそう簡単に見つかるものでもないので、飲食店などの長時間働けるアルバイトとのダブルワークが現実的です。
③生徒の成績に影響される
どれだけ真剣に家庭教師の仕事に向き合っていても、生徒の成績が上がらないことはあります。
生徒の成績が上がらないとご家庭や登録しているサービスからの評価が下がってしまいますし、ときには先生の変更を求められることもあります。
また真面目に教えていれば、生徒の成績を上げてあげられないことに悔しさやストレスを感じることもあるでしょう。
自分の力だけではどうにもならない部分があるのは、教育に携わるアルバイトの辛いポイントですね。
家庭教師バイトが向いているタイプは?
ここまで紹介してきた家庭教師のメリット・デメリットなどを基に、家庭教師が向いているのはどんなタイプなのか解説します。
「自分に当てはまる」と思った方は、家庭教師を始めてみることをおすすめします。
①忙しい人
大学生は、授業やサークル、部活動、趣味、友達付き合いや恋愛と「やりたいこと」・「やらなきゃいけないこと」が盛りだくさんです。
そのため、お金は稼ぎたいけど、アルバイトをする時間をあまり確保できないという方も多いですよね。
実は、家庭教師はそんな忙しい人におすすめのアルバイトなのです。
家庭教師のアルバイトは、拘束時間は短く時給は高いため、忙しいなかでも効率よくお金を稼ぐことができますよ。
②体力に自信がない人
自分の体力に自信がなく、飲食店などの立ち仕事や長時間のアルバイトに不安を感じる人にも家庭教師は向いています。
家庭教師は基本的に座って生徒に勉強を教えるだけで、肉体的な疲労はあまり感じません。
また授業時間は1~2時間が相場で、長時間働き続けるようなケースはほとんどありません。
そのため、体力に自信がなく疲れないアルバイトを探している人にとって、家庭教師はピッタリのアルバイトといえるでしょう。
③教えることが好きな人
勉強を教えることが好きな人にとっても、家庭教師はおすすめのアルバイトです。
自分が勉強を教えた生徒の成績が上がり志望校に合格した瞬間は、かなりの達成感を得られるはずです。
中学・高校時代、クラスメートや後輩から「勉強教えて!」と頼れられるのが実は好きだったという人にとって、家庭教師は天職かもしれませんね。
④責任感のある人
家庭教師は、お子さんの成績を上げるために雇われる存在です。
そのため自分が担当する生徒の成績に対して、ある程度責任を負わなくてはいけません。
そうした責任と誠実に向き合って、真面目に仕事に向き合えるタイプは家庭教師という仕事に向いています。
まとめ
今回は、家庭教師のアルバイトの楽なポイントと辛いポイントなどを紹介しました。
家庭教師は、まとまった金額を稼ぐことは難しいものの、拘束時間が短く時給は高いとたくさんのメリットがあります。
大学の授業やサークルなどと上手く両立させながら効率よく稼げる仕事を探しているという方には、ピッタリのアルバイトです。
皆さんの得意な勉強を活かせる仕事でもあるので、気になっている方はぜひ挑戦してみてください。